【番外編『葛西オープン2008』】

date

2008/11/29(sat) 大潮

point
葛西(左近川親水公園)
report

 第5回目の葛西オープンである。過去、4回はシーバスゲームでボウズなし、しかも優勝者のハンドルネームが「*akuの法則」に従うという、不思議なジンクスを持つ大会だ。そして2年振りの開催となる今回、タイトルの通り番外編、即ちハゼの餌釣りとなった。cafeのメンバーも子持ちが増えて、ちびっ子も参加できる釣り種目を選んだのである。という訳で、先週のシーバスプラは何も役に立たないこととなった。しょぼーん。

 気を取り直して下準備。餌の青イソメに、天秤やらハゼ鈎やらを仕込む。それともう一つ、中古ショップでちょい投げ用の振り出し竿を買った。オリムピックのグラスロッド(と、値札には書いてあった)で840円也。ちょっとレトロな感じで、自分では掘り出し物だと思っている。この他、百均で餌を分けるための使い捨てのおかず入れやらお手拭タオルやらを購入。まさに至れりつくせりの大会セッティングだ。感謝しろ、参加者たちっ。

 で、大会ルールだが、今回は子供もいるので家族対抗釣り合戦と決めた。ハゼは1点、セイゴやチンタ(関東ではチンチンだっけ?)は2点、大物だったら5点。親が釣ろうが、子供が釣ろうがおかまいなし。だから作戦として、子供ほったらかしで親ががんばるも良し、子供総動員で竿数を稼いで親は餌付けと魚外しに徹するも良しである。参加者は、take家(奥さん+子供2人)、saku家(子供1人)に単独参加のkosukosuとオラの4組。釣り場は普段、愛犬の散歩で通い慣れた左近川親水公園である。

 ほんわか暖かな陽射しの午後2時過ぎに大会スタート。実を言うとオラの読みとしては、何だかんだ言ったって飽きやすい子供たちのこと、途中から「滑り台で遊びたい」だの「白鳥ボートに乗りたい」だの「オシッコ!」だのと親の釣りを邪魔するだろうと思っていたのである。で、確かに邪魔をした。kosukosuやオラの釣りを。特にtake家の娘たちは、どうゆうわけか自分の父親を全く頼りにせず、「おじさん、釣りたい」、「おじさん、ニョロニョロ(青イソメのこと)が逃げた」と余所の家のおじさんたちばかりを当てにするのである。ヤラレタ感満点だ。

 さて、今回の釣り物はお手軽なハゼである。ツ抜け(10尾オーバー)は無理だとしても各チーム数尾を釣ったところで、夜の宴会のおつまみとしてお持ち帰りをする予定だった。ところが何本も竿を出していながら、誰にも魚信が来ない。子供たちのことを考えて最初は遊具前に釣り座を構えたのだが、どうにも釣れそうになく、いつもオラが釣っている中左近橋の西側に移動したのだが、ここも渋い。うーん、まさか餌釣りにして葛西オープン初の丸坊主となってしまうのか?と、焦りを感じ始めた大会主催者に、さらに追い討ちをかける奴らがいたのである。

 それは4歳の子供たち。「早く釣りたいっ!」やら「なんで釣れないのっ!」やら、怒り心頭で矢の催促である。「チミ、チミ、いったいどうなってるのかね?この失態はどうケリをつけるつもりだね?」てな具合で、お得意先のウルサガタもここまでは言わんだろうと思わせる叱責の嵐に、オラのガラスのハートは早くも粉々に砕け散っていた。結局、take家の奥さんが、ボートに乗せに連れて行ってくれたので、何とかこの難を逃れたのだった。

 かくしてちびっ子台風は過ぎ去った。すると不思議なもので、あれだけ釣れなかった最初の1尾がsakuの竿に来たのである。これで丸坊主は逃れた。そこから、sakuが釣果を重ね、久々の釣りだったtakeも見事に良型のハゼを釣り上げた。お、これは時合かと盛り上がりかかったところに、子供たちの乗ったボートが近づいてきた。ここで釣れればヒーローだ。ところが、子供たちがいると釣れなくなる。で、ボートが行き過ぎるとまた釣れる。ボートを降りた子供たちが帰ってくると釣れない。遊具のあるところに遊びに行ってしまうと、また釣れる。原因はお前たちかっ。

 と、ちびっ子たちに気を取られている間に、kosukosuも1尾を釣り上げた。あっ、いかん。釣れてないのはオラだけになっちまった。主催者なのに。いつも釣っているオラのお勧めポイントなのに。天焦がす夕焼けが、オラの心をもじりじりと炙る。そして、すっかり焦がし尽くされて真っ白な灰になったところで、大会終了となった。

 結果はsakuが3尾で、葛西オープン2度目の優勝。今回も「*akuの法則」が継承された。takeもちょい投げの置き竿にオマケの1尾が食いついて、総数6尾と貧果ながら宴会のおつまみをゲットしたのだった。

 さ、釣り大会の後は宴会だ。子供たちをkosukosu家の長女sanaccho推薦『シンデレラ』に釘付けにしておいて、大人たちはテレビの邪魔にならないように隅っこで酒を酌み交わした。そして、「あと3,4年もすれば、この子たちでcafe少女・少年の部ができるなぁ」などと想いをはせながら杯を重ね、宴の宵は更けていったのだった。

result

saku 3尾 ☆優勝☆
take 2尾
kosukosu 1尾+ダボハゼ1尾
yoich Oh! No-Fish!!!

photo
失意のあまり撮り忘れたよ・・・

<<<RETURN

inserted by FC2 system