【大蛤の欠伸】

date

2007/03/03(sat) 大潮

point
青海(南ふ頭公園〜暁ふ頭公園)
report

 雛祭り、桃の節句である。とはいえ、祝ってあげる娘がいる訳でもなく、ふと空を見る。薄曇ながら風も穏やかで、これはメバルが釣れちゃうんじゃないかって気になったのである。でも女子の日だし、ギャルじゃないと不利かもね。ってことで、yoich子でーす。うふふふ。

 なんて、ちょい気色不良(キモワル)おやじは釣りに出かけたんだけど、問題はポイントなの。どこにしようかな?今年になって2回通った有明西ふ頭公園はきれいでいいんだけど、2回ともスカしてるし。若洲橋周りがいいって情報もあるんだけど、今回はね。だってマックスと一緒なんだもん。足場が良くなくっちゃ。やっぱりここは、実績もある暁ふ頭公園に決まりね。でも釣れるかしら?

 余談だが、静岡生まれの田舎者にしてみると、関東暮らしが20年近くになるにもかかわらず、東京辺りの男子が「○○かしら?」を使うのにはいまだに違和感を覚えるのだ。

 やだん、おじさん臭い言い回しになっちゃった。yoich子のばか、ばか。って、のまま続けるのは、読んでるほうも書いてるほうも精神的苦痛以外のなにものでもない。だからこっから先は、苦痛を味わいたいマゾの子羊だけが読むのよ。おほほほ。

 すみません。書いてるほうが苦痛に負けてしまいました。とかく女装することもなく、マックスを車に乗せて、暁ふ頭公園に向かった。国道357からビッグサイトの脇を通り、船の科学館の辺りで左に折れた。あれ、こんな道順だっけ?久しく行かないと忘れちゃうんだよね。ちょい記憶不良(オボエワル)おやじである。

 で、どうゆうわけか行き着いたのが有明南ふ頭公園である。台場で釣れたって話もあるし、まあいいか。南ふ頭公園は船の科学館の南に広がる、きれいに整備された気持ちの良いスポットだ。石の敷き詰められた中に、芝生や植え込みが点在し、犬的にもお散歩のし甲斐があるというものだ。ぽつぽつと餌釣りの竿が出ている間を縫って、へちを探るように拾っていくが魚信はない。

 南端に行き着くと、巨大なクレーンがならぶコンテナバースになっている。ここの際はバースの暗がりがあって、いかにも魚が潜んでいそうである。いそうなのだが、釣れなかった。

 などと旦那さまが釣れずに悶々としている間、マックスはあっちでギャルに撫でられ、こっちで犬同士で嗅ぎっこしたりして、すっかりお散歩を満喫している。旦那の気も知らないで。これは腹いせにポイント移動だ。

 と、当初目指していた暁ふ頭公園にポイントを移した。ここは1回だけだが、メバルを釣った実績がある。ただ公園自体が狭い上に、中央付近は岸際が浅いので、釣り座が限られる。しかも、こんな辺鄙な公園に来る物好きは少ないだろうと高をくくっていたら、なかなか繁盛しているではないか。結局ここでも釣果無し。しょぼくれて竿をたたむ。

 雛祭りには、蛤の吸い物がつきものなのだと。その蛤の欠伸が蜃気楼になるそうな。だったら蜃気楼でもいい。お魚の姿が見たいの。お・ね・が・い。

result

No-Fish

photo
なし

<<<RETURN

inserted by FC2 system