お笑い種の金メダル

date

2005/11/12(sat) 若潮

point
ボート(KAZUボート)
report

 およそ1年半ぶりで釣りに行くことになった。

 きっかけは、kosukosu情報である。
 「千葉のボートなんですけど、一人20本はかたいですよ」
 なんだとぉ!20本! おっと、換算表でチェックしないと。kosukosu情報の換算レートは、えーと、0倍から0.4倍か。ということは、0本から8本ってとこだな。それでも、ボウズでさえなければ、久々の釣りだし、十分だよなぁ。ボウズでなければね。  

 と、そそられているところに、さっそくお誘いの電話が来た。どうも、kosukosuのご近所のyasshy(すみません、勝手に名前付けました)が、思ったようにメンバーが集まらず、声をかけてきたらしい。そして、kosukosuは僕に話をしたことを思い出して、電話をしてきたらしい。kosukosu、お前ってやつは、ほんとえらいよ。ただ、二人一緒だとなぜか哀しい釣果になることが多いので、ここは一つkosukosuが降りてみるってことでどうでしょう?だめですか...そうですか...

 残念ながら一緒に行くことになってしまい、となれば、備えを万全にして、自分だけでも良い思いをするしかないな。てな訳で、事前情報収集すると、カウントダウンの9cmくらいでナチュラル系があると良いらしい。それと、活性が高ければトップでも出るので、ペンシルかポッパーもあるとなお良し。フックはバーブレスでね。なるほど。よし、これで出し抜けるぜ!でも、情報の出所がkosukosuだからなぁ。kosukosu、そこまで間抜けだったかなぁ。だったような気もするなぁ。

 まあ、備えが同じだったら、あとは腕の差だな、あはははは。と、気を取り直して、これも久しぶりの釣具屋に出向いてみた。あらま、何これ?最近のルアーって、こんななの?これってポッパー?じゃないよねぇ。あ、ペンシルあった。シンキング?隔世の感を味わいながら、結局、RapalaのCD9あたりに手を出すのだった。

 そんなこんなで準備も整い、心待ちの当日である。なにせ20kosukosu本である。実は拙者、1回の釣行で2尾が最高です。切腹っ。と、巷で大流行のフレーズも決まったところへ、お迎えのkosukosuから、到着の電話。来たか。では、出陣じゃ!

  しとしとしとしと...

 そぼ降る雨の中、一路、湾岸道路を東に向かう。なんでボートのときは、いつも雨が降るかなぁ。なあ、kosukosu。ん、なんで俺を睨んでんだよ。俺のせいじゃないって。あら、yasshyまで。んだよ、もお。しくしくしくしく...

 でも今回のボートの常連であるyasshy曰く、雨より風が心配らしい。風?今ひとつ、ぴんと来ていなかったのだが、現地に着くと確かに強い風が吹いている。そして今回の船を見て、ようやく理解した。これまで何度か乗ったジョイマリンの船と比べて、断然小さい。これだと確かに、風が吹くと怖いかも。落ちたりして。あ、前にgakuが竿落としたら80upしたから、自分が落ちれば90up?こっそりライフジャケットのベルトを、少しきつめにしてみたりするのだった。

  あ、今回の船だが、市原のKAZUボートだ。小さなボートで小回りを利かせて、あぶれなしのナイスなガイドなんだな。

 さて出船である。船長の話では、やはり風のせいで、行けるとことが限られるようだ。だからって、ポイント近すぎっ!船が走り出したと思ったら、すぐに船長の「どうぞ」の声が。護岸に向かって、ミノーを投げる。ふつうであれば、こんなとこで釣れるのかななどと不安がよぎるところだが、なにせ20kosukosu本が頭にこびりついている。きっと釣れるんだと、信じきってリールを巻いていると、yasshyの竿がしなった。さすが常連、小振りながらも、早々と1本を上げた。

  これで一気に船内の活性が上がった。と、言っても3人だが。とにかく、釣れるんだと思って釣ると、おのずと釣果も変わるものだ。今度は、なんと、1年半ぶりの、この僕の竿、僕の竿にぃ(なんかエロいな)、魚が乗ったじゃな〜い。おお、竿がしなるるる。横で船長が、「今日はこれで最後かもしれないから、ゆっくり楽しんでください」なんて暢気にかまえている。あ、あの、久々の魚なんで、早く拾ってくださーい!

  と、ドキドキもので、何とかネットに収まったのは、55cm(船長目の子)のフッコ。なんのことはない、自己新記録である。ルアーはRapala CD9のSGO。なじみのルアーで、満足のサイズを釣る。至福の瞬間。あざーす。

  これで、すっかり気持ちも落ち着いた。楽しくなってきたぞぉ。なんたって、残すはkosukosuだけなのである。このまま釣れないと楽しいな♪なんて思っていたのだが、次はkosukosuの番だった。さっきの僕のサイズを上回る、60オーバー。ちぇ、よかったね。

  ちょっとだけ楽しさが薄れかけたところに、また気分が良くなっちゃう手応えが!くくっとアタリがあったかと思うと、そのまま喰った。よしっ!って、あ、あれ軽い?あれ、引いてる。あ、また軽い。おわ、魚がこっちに走ってるんだ。慌てて、リールを早巻きする。船の際まできて、ようやく竿に重みが乗る。ここからは、見るものも唸る絶妙の竿さばきで、魚をネットに送り込んだ。どうも「ばれろ、ばれろ」と唸っていたようだが。そんな祈りもむなしく、40up捕ったどー。もしかして、きょうは俺の日かな?ん?かな?かな?

  などと、いい気になっていたら、今度はタンカー際でkosukosuがかけた。こんなこまいの釣るやつは、おらんやろーぐらいの、チッチキチーサイズである。しかし、このままkosukosuを勢いづかせてはいけない。kosukosuが魚を寄せようと下がったところを見計らって、すかさず舳に上がる。ほら来た。見事なチッチキチーサイズである。ところが、次に舳に上がったyasshyには来ない。しまった、常連さん、さしおいちゃったよ。

  普通は、ここから控えて常連立てるよね。ところが、礼儀知らずがいるのである。このあと、yasshyが船長のアドバイスでルアーをチャートリュースに変えて、見事に1本重ねたのである。それを横目で見て、ちゃっかりルアーを変えてる奴がいたのだ。誰とは言わない。ただ、僕ではない。船に乗っているのは3人。当然、yasshyである訳がない。誰とは言わない。

  風の影響もあって所定の時間の半分で終えたこの日、結局、竿頭になったのは5本捕ったkosukosuだった。僕は3本。この時点で、kosukosuレートは0.15倍となった。でも、1日で3本は、これまた自己新記録だしな。まあ、見かけの竿頭はともかく、形而上学的な観点からyoichの大勝利ってことで、どうでしょうか?

  あっまーい! byゆみの夫

result

yasshy 2尾
kosukosu 5尾
yoich 3尾

photo
なし

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