【行け年来い年】

date

2002/12/31(tue)〜2003/01/01(wed) 中潮〜大潮

point
浜名湖(新居海釣り公園〜舞阪漁港)
report

 2002年の暮れのこと。

 国際シーバス保護年も、無事過ぎようとしていた。もちろん環境に配慮するアングラーとして、微力ながら協力した次第である。いやあ、1年間、シーバスを釣らないようにするのは、ほんと、たいへんだった。ポイントを外し、時合を外し、ついでに年末ジャンボまで外してしまった。まさに努力の人だな、俺は。あ、餌で釣ったのはシーバスじゃないから。あれはセイゴ。

 そんな悲劇の2002年を締めくくるのは、故郷浜松でのファミリーフィッシングである。うららかな大晦日の昼下がり、父と妹の旦那、その息子(小3)と娘(年長さん)と共に、浜名湖に出向いた。ちなみに、妻は同窓会があって、実家の一関に帰っていた。夫婦別々に過ごす正月である。あくまで同窓会だからね。変に勘ぐらないようにね。だからぁ、喧嘩なんかしてないですっ。んもう。

 さて、この日のポイントは、浜名湖と遠州灘がつながる今切口にほど近い海釣り公園である。普段は賑わいを見せるこの公園も、さすがに慌しい年の瀬、釣り人の姿も少ない。おかげで、潮のかかった丁字堤防を広々と使うことができた。銘々気ままに場所を選ぶと、すぐ足下に釣り糸を垂らし、竿先に小気味良く出るアタリを待つ。そんな中で一人、ジグヘッドにソフトルアーをつけて、カサゴを狙ったのだが何の反応もない。周りの竿には、小さいながらメジナがかかり始めている。みんな知ってると思うけど「葛西店は餌OK」ってことで、早々にルアーに見切りをつけて、すっかり慣れた手つきで青イソメを鈎にかける。そうこうしていると、タコ狙いの釣り人が、豪快にテンヤ仕掛けを投げ始めた。あんなので釣れるのかと思っている矢先に、見事なタコを引っ掛けた。おもしろそうじゃん。ちょっと心動かされた瞬間だった。一方、我が家は、甥が25cmのアイナメを釣り上げた程度で、あとは小メジナがぽつぽつだった。妹の旦那などは、唯一の釣果がヒトデのダブルで、子供たちの尊敬を一身に集めていた。それにしても、アイナメ釣れるんだったら、ルアーで粘ればよかった。と、2002年は最後まで外しまくったのであった。

 明けて2003年の元旦。

 新たなる年である。今年は釣れちゃうよ。なんせ、細木数子先生の六星占術によれば、今年の土星人(+)は絶好調で何から何まで思いのままらしい。となれば、ここはひとつ初釣りで運試しだ!

 場所は、去年と同じ舞阪漁港である。去年と違うのは、妻がおらず一人で行ったってことだな。だからさぁ、巨乳のギャルに目がくらんだからとか、そんなことは断じてないってば!

 と、おふざけも過ぎれば、時も過ぎ、2003年初日の入りである。港に照明が灯りはじめた頃、浜名湖に突き出す堤防の突端の辺りを探っていた。すると、ぷるると小さなアタリが竿先から伝わってきた。そして水面をひれが叩く音がきこえ、そのまま竿は軽くなった。

 さあ、今年の運命やいかに!「外しの年」の次は「バラシの年」か?そして、六星占術の信憑性は?乞うご期待。

result

12/31 メジナ1尾
01/01 No-Fish(1-Break)

photo
なし

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