【葛西オープン】

date

2001/07/14(sat) 小潮

point
葛西(荒川河口)
report

 葛西店も無事開店したことだし、ここらで一つcafeの面々を呼んで内祝いをしようと思い立った。僕の仲間内では誰かの家に集まるとき、銘々が好きな酒肴を持ち寄って、ひたすら飲むのが通例である。しかしせっかく葛西に集まるなら、竿の一振りもしたくなるのが釣り人の情。その道のりに阻まれたkosukosuを残し、takeとgakuの3人で荒川河口に出向くことにした。あわや公式大会になりそうな勢いの、cafe葛西オープンである(cafe葛西店オープンではないよ、オープン戦の意)。

 とはいえ7月とは思えぬ夏日続きの最中である。その上、小潮でしかもソコリである。だめでしょ、ふつう。正直なところ葛西のポイントを案内して、ついでに、いや、きっちりと先の釣果を自慢してお終いにしようと思っていた。

 gakuの車で現地に着いたのが17:00ごろ。強い西風は思ったよりも涼しく、川面は波立ち、水は白く濁っている。雰囲気は悪くない、いや、良い。まずはせっせとタックルをセット。
 僕 「やっぱり金黒だろ」
 take 「そうすよね」
 gaku 「...持ってない」
早くも一人脱落である。「まだまだだな、gaku」、そう思っていた。

 準備のできたところで、干上がったゴロタに散り、釣りを始める。あまり移動しないでキャストを繰り返す二人を尻目に、上流へ上流へと釣り上がる。ほどなく沖めでグイっと来たので、竿をあおるが乗らない。しかしあたっただけましだと、自分を慰めていた。なのにである。遠くで叫ぶやつがいる。
 「○※?*△□!」
危ない人か?声の方向を見るとtakeが騒いでいる。危ない人なのか?

 いや、どうもgakuが何かしでかしたらしい。川に落ちたか、気の毒に。だが濡れたやつは新居には入れんぞ。と思いながら見ていると、仕草がおかしい。ああっ、ランディングしてる! すわと走っていくと、今度はあろうことかガッツポーズをしている!おおお、落ちたんだろ、落ちたことにしようよ。 しかし近くによると魚体が目に入った。しかもでかい。

 gakuの足元に横たわっていたのは64cm、苔むした居着きだった。cafe記録更新である。僕が唯一持っていた記録だったのに。やっていいことと、悪いことがある。ともあれ、ガイドとしては面目躍如、葛西店マスター(自称)としては面目丸つぶれとなった。ちなみに、かかったのは沖め、時間は17:30頃、ルアーは定番RAPALAのレッドヘッド。金黒などでは、断じてない。たいして当てにならないガイドである。

 とにかく、これで活性が上がった。takeもいつの間にやら上流に入って、湾岸線の橋下を攻めている。すばやいやつめ、と思っていると、竿先が持っていかれた。しかし、合わせがすっぽ抜ける。やれやれ、まあ当たったことくらい教えてやるかと、takeの方を見ると、なにやら体をくねらせている。やはり、危ない人なのか?いや、魚がかかったらしい。また、ばたばたと走り寄ると、その目の前で鰓洗い。水面を割った魚体は、これもなかなかのサイズ。しかし、その直後takeの顔が呆けた。残念、ばれてしまった。いやあほんとに残念。

 時計を見ると18:00をまわっていた。後のこともあるので、ほどなく納竿。ああ、人に喜びを与えるってすばらしい。しくしく。

result

gaku シーバス 64cm
take 2バラシ
yoich No-Fish 

photo
cafe新記録 一気に13cmの記録更新
魚と釣り人 gaku、満面の笑み

<<<RETURN

inserted by FC2 system