【葛西オープン後日譚】

date

2001/07/16(mon) 若潮

point
葛西(荒川河口)
report

 gakuは64cmを釣った。takeも魚の姿を見ている。なのに、なぜ。歯を食いしばる。人知を超えた未知の力が働いているような気がする。探究心を失った大人たちはそれを「自然の力」の一言で片付けてしまうが。

 やはりおかしい。とゆうわけで今日も行っちゃいました、自転車こいで。この日曜も出だったもんで。

 19:00、そろそろ下げいっぱい。先日gakuが釣った潮まわりである。となれば、これは時合いである。へそ曲がりだった若いころとは違い、最近はすぐに人の真似をする。丸くなったな、おれも。体も。しくしく。

 しかし強風。波があるどころか、ヒラスズキが釣れそうな勢いだ。頭から潮をかぶることすらある。滑りやすいところに立つと風で流されそうだ。以前は台風一過の荒れた海で釣果を得ていたが、今日の風はそれに匹敵する。となれば釣果は保証されたようなものではないか。

 1時間後、保証はすでに切れていたことが判明した。失意の中、タックルを片付ける。そのとき、視野の片隅になにやら風に吹き飛ばされるものを捕らえた。なんだ、あれ?それはリールの袋。おおっ!ペンライトの明りを頼りに走る。追いつきそうになる。また吹き飛ばされる。そんなことを何度となく繰り返す。土手の上から見ている人がいたら、かなり恐い風景だったことだろう。

 なんとかリール袋も回収し、家路につく。帰りは追い風で楽だなぁ。いやぁ、楽だ楽だ。おっ、これはほんとに楽しいぞ。釣りなんかではなく自転車に乗りに来たんだ、今日は。あははは。

 何とか自分をだまして家にたどり着くと、妻からメールが届いていた。パチスロで勝ったらしい。やはり、人知を超えた未知の力が働いているような気がする。

result

No-Fish

photo
なし

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