【鰯の頭も信心から】

date

2001/09/01(sat) 大潮

point
葛西(処理場水門)
report

 もはや神頼みの域に入った感もあるが、暦が8月から9月に変わっただけで、なんだか釣れるような気がしてくるのだから不思議なものだ。しかも釣れそうな気がするからといって、いそいそと釣り場に足を運んでしまうとなれば、おばかもここに至れりである。

 でも、やっぱりいそいそと自転車をこいでしまったのだ。毎度の荒川河口を目指して。ところが土手の上から眺めると、いるいる。シーバスではない。釣り人がである。おばか軍団である(釣り場にいた人、すいません)。

 左近川水門にも、湾岸道路の橋のあたりにも人がいる。逆に盛夏の頃には人気のあった処理場の水門周りが空いていた。これまで試していなかったこともあり、ここで一振りしてみることにする。

 下げ始めたばかりの潮はまだ高く、護岸は水につかっている。風静か、波穏やかで、すでに秋の海らしさが漂う。水門から下流に向かって、少しずつ移動しながら探る。その間にも、対岸の空に筆で払ったような朱の光が、刻々と明るさを失っていく。それをぼんやりと眺めていると、びゅびゅっと竿先にあたりが走った。ああ、あふれる随喜(肥後じゃないよ)。しかし、合わせたとたんにすっぽ抜けた。ああ、もれる嘆息。18:20、水門から20mほど下った辺りの沖めで。ルアーはbomberの金黒。

 その後は2時間ばかり投げ続けたが、あたりもなくこの日はおしまい。それでも秋に向かって気配が好転している感じがする。いや必ずよくなる。うん、よくなるさ。[そうさ!]ほんとかな?[どうだろ?]

result

No-Fish

photo
なし

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