【マスター対決再び】

date

2001/11/02(fri) 大潮

point
葛西(処理場河口)
report

 本店のマスターから連絡が入った。
  「来週、視察に行く。」
まずいなぁ。ボウズ記録を更新し続けている葛西店に業を煮やして、更迭人事に踏みきろうって腹だな。だんまり決めこんじゃおうかな。でも、女性職員と一緒に立てこもられると困るしなぁ。エッチなことしちゃうかもしれないし。

 だが今回はちょっと強気。なにせ新車だからね、自転車が。買うことになろうとは夢にも思っていなかった折りたたみ。DAHONのBOARDWALK。どういうわけかルアー釣りを始めてからこれまで、初物は験がいいのだよ。もう釣れたも同然。でも縁起を担ぐようになっては。もう終わったも同然。

 陽も傾き始めた16:00過ぎ、kosukosuから「あと1時間ほどしたら行く」との電話が入った。どうも今回はほんとうに来るらしい。たいてい、行く行くと言っていながら現れないのがkosukosuなのだが。お出迎えをするために、ちょっと早めに家を出る。決して先に釣り上げた魚を見せびらかそうなどという、さもしい根性ではない。あっ、むかし東雲でそんなこともあったな。

 BOARDWALK、いいね、よく走る。今までのマウンテンバイク、ミヤタのRIDGE RUNNERに比べて、6吋も車輪の径がが小さいのに、あまり違和感を感じない。小回りも効くし。うーん、なんだか釣れそうだ、関係ないけど。

 今日のポイントは、車で来るkosukosuのために、駐車場所に近い処理場水門を選ぶ。釣り人はいない。考えてみたら、世間の人たちは平日だった。ますますもって釣れちゃうな、これは。

 下げ始めた荒川に向かって、水門から河口へ移動しながらキャストする。とうとうと流れる潮に、ルアーが流される。目の前では、なにやら盛んにもじる波紋が広がるが、竿先には何も反応がない。

 19:30、渋滞で遅れたkosukosuが到着する。現場に緊張感が走る...訳がない。1時間以上も竿を振って、しかもあたりがないのである。ふてくされ、かつ開き直って出迎える。「どうせ釣れないよ」と高をくくって。

 ところがkosukosuも初物を持ってきていたのである。ダイワのシーバスロッド、コルクグリップには汚れ止めのセロファンが巻かれたまま。「まだ剥けてないのかよっ」と、この歳になってみれば、屈辱的なのか、かえって賞賛に値するのか判らないような一言でツッコんでみた。

 しかしそれから1時間、何もなし。橋下まで行って諦めてもどる。もう竿をしまおうかと思っていたところ、水門まで戻ると、なんともおいしそうなヨレが広がっている。これを見逃す手はない。往生際悪く竿を振る。

 お互い、1、2度、あたりがあったが乗らない。ボラ?セイゴ?そのうち根気も尽きて納竿とした。

 困ったなBOARDWALK、最初からミソがついてしまったよ。BOUZUWALKになっちゃったらどうしよう。と悩んでいたら、kosukosuが「来週は船で釣れるから、乗ってきたら?」と勧めてくれた。そうか。って横浜だよ、来週は。自転車じゃ首都高、乗れないし。半分まじめに考えてしまう自分が悲しいね。

result
No-Fish
photo
なし

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