【夏の夜に散る】
date
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2002/08/04(sun) 中潮 |
point
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葛西(左近川水門) |
report
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昨晩は江戸川区の花火大会を、妻と二人で見に行った。旧江戸川の川原で涼みながら、咲いては散る夜の花を満喫した。
江戸川区花火大会は、対岸の市川市と共同で開催されている。打ち上げ数は14,000発、動員数にいたっては140万人と、有名どころの花火に引けを取らない。ただ、隅田川に風情があり東京湾にケレンがあるのに比して、江戸川はオーソドックスに過ぎ今ひとつパンチにかける。平凡パンチ。とりあえず言ってみただけ。さておき、いっそ「市川市VS江戸川区 花火バトル」とでもしたら面白いのになどと、頭の悪い子のようなことを考えながら、ぽかんと口を開けて夜空を見上げていたのだった。 それから一夜明けて、花火よりも川原の涼しさに思いをはせた。ここのところ夕立もあり、コンディションは超いーかもしれない。頭の悪い子モードは、まだ続いていた。 陽が翳りはじめた左近川の水門に立った阿呆な子は、川を遡る何万尾(?)ものイナの群れに驚いた。リーリングしているとラインをかすめる、あるいはルアーにあたる。それでも、久しぶりの魚の感触。 じーん。 まぐれでもよいから1尾くらいフックにかからないかと期待する自分を、かわいく思う。だが、ボラの子供たちはどの子も賢く、こちらの思惑を見透かすようにスイスイと泳ぎ去った。そして膨らんだ期待は花火のごとく、夏の夜にぱっと散ったのだった。 |
result
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No-Fish |
photo
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なし |