【葛西オープン2002】

date

2002/09/07(sat) 大潮

point
葛西(荒川河口)
report

 今年もcafeの面々を葛西に招いて、宴会付き釣り大会「葛西オープン」を開くことにした。去年は、gakuが陸っぱり初ヒットにして60upを上げ、takeもあと一息のところで惜しくも魚を逃がすという、予想外に盛況な結果となった。そして今回、河口での釣果情報がある上に、当日は大潮と好条件が重なり、弥が上にも期待が高まる。

 ところで葛西オープンの準備にあたり、頭を悩ませるのが宴会の料理である。10人近い大人が一同に介す機会で、それなりに食べられるものというと、なかなか思いつかない。うんうんと困っていると、天啓は車のラジオから舞い降りた。「浜辺でおでんをやったら好評だった」というパーソナリティの一言で、今年の料理は決定した。ひねりなし。

 さて当日、15時ごろから三々五々集まったkosukosu、saku、gakuとともに、荒川の河口に向かった。途中、葛西臨海公園駅でルアー釣り初挑戦のme-me&megu夫妻を拾う。この日の荒川は、前日の雨の名残で程よく濁り、その中でボラの群れがギラギラと魚体を光らせていた。そしてその川辺では、釣り人が「今年は勝つ!」と欲望をギラギラ煮えたぎらせていた。

 欲望はキャストの反復運動で昇華させることにして、まずはルアー釣り初体験のme-me&megu夫妻のお相手をする。タックルの組み立てに始まり、ルアーの結び方、キャストのしかた、ライントラブルの処理方法までご指導する。歳の割には飲み込みも早く(失礼)、釣らねばと焦っていたこともあって、二人で勝手に釣っていてもらった。時折様子を見ると、一本の竿を仲良く使いまわし、時にのんびりと本を読みながら自分の番を待っていたりする。ああ麗しき夫婦愛。こーゆう釣りっていいなと思いながらも、昇華しきれない欲望の熾きはくすぶり続けた。

 シーバスの時合は、事前の情報から17時前後だと考えていた。その予想が、ぴたりと当たる。17:10、河口角が騒がしい。見ると、sakuとgakuが寄り集まっていてる。駆けていくと、sakuの竿先に魚がぶら下がっているではないか。ボラだと思いたかったが、鰓が大きく開いている。ああ、もしかして今年もか?悲しいことに、この予想もぴたりと当たる。陽が翳り、腹の虫も騒ぎはじめた17:50、葛西オープン2002(釣りの部)は、saku一人勝ちで幕を閉じた。

 それにしても、何故こうも負け続けるのか?分析する。おおっ、これは!昨年と今年の葛西オープンに驚くべき共通点を発見した。sakuとgaku、ともに荒川河口初釣行で勝利している。さらに重要なのは、二人のハンドルネームが「*aku」であることだ。去年バラシで終わったtakeも、綴りの最後が「u」だったら魚を手にしていたかもしれない。ほとんどスーパー競馬の「井崎の法則」のノリだが、それでもいい。これからはyoich改めyakuだ。来年も釣れなかったらね。

 宴会には釣りメンバーの他にも、nori&sana、shu、tigaも加わり、刺身をつつき、おでんを頬張った。そして、次々と持ち寄られた日本酒の封を切る。痛飲。最後は皆を送り出す前に、酔いつぶれてしまったのだった。

result

saku シーバス 46cm
me-me,megu,kosukosu,gaku, yoich No-Fish 

photo
sakuと魚 今年の覇者

<<<RETURN

inserted by FC2 system