風立ちぬ

date

2006/11/12(sun) 小潮

point
葛西(荒川河口)
report
 最近、釣りに対してちょっと謙虚になってみたりしている。これまでは、どんな状況下にあっても俺流を押し通してきたのだが、どうも釣果が芳しくない。四十も過ぎたことだし、人のやってることも取り入れてみる寛容さを培ってみよーかなー、なんてねー。

 で、ここ最近の釣行結果を考え合わせるに、どうも次のような作戦がよいのではないかと思ったわけである。

★その1 「クランクベイトもぐもぐ作戦」
 葛西オープンでgakuは、エバーグリーンとやらのべろが長くて寸の短いルアーを使ってセイゴを釣っていた。そして前回のボートシーバスでも、同じルアーをしこたま持ち込んで、これでせっせと釣果を伸ばしていた節がある。まあ76cmを釣った身としては、そんな小物を稼ぐ釣りなど羨ましくもなんともないのだが、それでも釣れないよりはましかなと思うのである。かといって、新品で買えば1,700円もするようなルアーを使うなど、gakuのように彼女もいなくて釣りにしか金の使い道をしらない男でなければ、できる相談ではない。で、まあ小さめで潜ればいいじゃんということで、セール品か何かで買ったシャッドラップを出撃させることにした。ちなみに、まだ東雲にせっせと通っていた頃、台風一過の荒波の中、SR7のシルバーブルーでフッコを釣ったことがある。あながち、はずれでもなさそうな気もするのだ。

★その2 「ビッグミノーうらうら作戦」
 それこそHikochan-boatのまねっこである。橋脚周りで潮の下げはじめに、どでかいルアーをうらぁうらぁと巻いていれば、もしかしたらまたスズキサイズがひょっこり釣れないとも限らない。ただし、この作戦は時合い勝負らしく、先日のボートでも、船長曰く「釣れる時間帯は5分」というのだから、当たり外れも大きそうである。しかもボートが着けたのは荒川のど真ん中、岸際でも同じように釣れる保障など一切ない。かといって真ん中は、なんらかズルでもしないかぎり陸からでは到底届きそうにない。でもそこはね、ほら、76cm釣っちゃってるから。実績でカバーだ。ほとんど精神論に近いが。でも、まあビッグミノーを投げ続けるのってけっこう体を使うしさ、ダイエットにもなるかも。とりあえずカチンカチン体操よりはましだろう。

 これで作戦はばっちりである。あとは実践あるのみ。だが、こんなときに限って土曜は雨だったりする。満を持しての日曜日、遠足の日の子供さながら、朝早くからそわそわと荒川に出かけたのだった。

 だが、そこは修羅場だった。吹き荒れる北風に、水面に白兎が飛び跳ね、波は護岸でくだけ、水しぶきが舞い散る。結んだルアーも、こいのぼりのように吹き流される。 シャッドラップなど投げた日には、ほぼ真横に飛んでいく。立てたばかりの作戦も、あっさり吹き飛んでいった。それでも、スピンテイルジグならなんとか投げられるので、少しばかり粘ってみたのだが、慣れないPEラインの結束にリーダーがすっぽ抜け、ついでにやる気も抜けてしまったのだった。

result

No-Fish

photo
なし

<<<RETURN

inserted by FC2 system